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ラップバトルのスキルを知る!(ライム編)

ラップバトルの楽しみ方(初心者編)の第一弾、『ライム編』です!

ライムとは韻を踏む(=押韻)ことです。
韻を踏むというのは、同じ音(母音)を繰り返すことで、言葉にリズムを持たせるテクニックです。
文学の世界で昔からあるテクニックですが、HIPHOPでも特に言葉の後ろに似た音を合わせる事によってリズミカルにしています。

ラップバトルで評価の高いR指定やチプルソはライムがとてもしっかりしている事にも定評があります。
特に関西勢はこのライムにこだわりを持ったラッパーが多いように感じられます。
ではR指定とチプルソのバトルでライムを見てみましょう!

まずはチプルソの歌詞に注目です。

お前のラップには “深みが無い”
そんな奴のアルバムは “ふがいがない”
“ふがいがない” イコール “つまりダサい”
“使い回し”無しの心で”歌いなさい”

“”で囲んだところが韻を踏んでいるところです。
母音(あいうえお)だけで見てみると、”うあいああい”という音で統一されているのが分かります。
六文字という長い文字数で韻を踏み、しかもそれを短時間で6回も利用しているこのバースは非常に高度ですね。
このように長い文字数で全く母音で合わせると『韻が固い』『ライムが固い』と言いれて評価されます。

続いてR指定のアンサーです。

こっちは “独り身”
未だ “HIPHOP Beats”
乗りながらこいつが俺の恋人や
わけわからんアルバム出し “て”
適当に他ジャンルから評価され “て”
しょうもない宗教 お前”なんで儲かってんだ”
お前に価格つける “なんでも鑑定団”

いかがでしょうか。
“”の数や中の短さからすると、先ほどのチプルソに比べるとがちょっとライムが弱い気もします。
また、”独り身(いおいい)”と”HIPHOP Beats(いっおっういー)”などは似せて歌っているものの、ライムが固いとは言えないですね。

では、最後の”なんで儲かってんだ””なんでも鑑定団”に注目してみてください。
“あんえおうあっえんあ”と”あんえおあんえいあん”となり、非常に長い言葉ではありますが母音が少しずれているので、完璧に固いライムとは言えなさそうです。
ですが”なんでもうかってんだ”と”なんでもかんていだん”と書くと分かりやすいですが、実は母音だけじゃなくて子音までが似た言葉になっているのです。
ダジャレのようですがこれも非常に高度なライムのテクニックなんですね。

最近ではあまり韻を踏まないラッパーもいるのですが、ほとんどのラッパーというのはライムを日々研究しています。
近年ではライムのレベルもどんどん上がっているので、誰もが思いつくような使い古されたライムではなく、他の人がなかなか思いつかないような韻を踏むと、お客さんも「おぉ!」「すげぇ!」と盛り上がるわけです。ライムはラップバトルの醍醐味の一つなので是非意識して聴いてみてください。

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