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なぜ今ラップバトルがアツイのか?

今ラップバトルが猛烈にアツイ!

2012年にBSスカパーで始まった『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』からじわじわと人気が高まり、
2015年に始まった、テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』で地上波にも進出したラップバトル。
フリースタイルダンジョンの視聴率は深夜帯にも関わらず2%以上。テレビ放送後にYouTubeで動画を公開している、フリースタイルダンジョンのYouTube公式チャンネルは、登録者数約12万人(2016.4時点)、再生数は3000万回以上にもなっており、ラップバトルはいまだかつてない程の盛り上がりを見せています。
ではなぜこれほどまでに盛り上がっているのでしょうか。

HIPHOP/ラップ=悪い というイメージが薄れてきた

ラップバトルはHIPHOPの文化です。昔HIPHOPやラップをしているラッパーはダボダボの服を着て、ドスの聴いた声でラップしているというイメージが非常に強く、そういう音楽を聴くファン達はB-BOYと呼ばれ、同じ様に一見怖いとされるファッションで身を固めていました。
しかしラップが少しずつメジャーになるにつれ、色々な人がラップをするようになりファッションや歌い方も多様化していきました。その中でKICK THE CAN CREWのKREVAや、リップスライム、ケツメイシ、AAA(トリプルエー)などのアーティストがヒット曲を生み出し、いわゆるB-BOYファッションでは無い服装で、明るい曲を歌うHIPHOPやラップもあるんだと認知され、少しずつラップに対する抵抗が薄まってきたのです。

コンテンツとして最高に面白い!

国内のラップバトルも当然昔からありました。
有名なところだと、1997年から始まったB-BOY PARKを筆頭に、UMB(Ultimate MC Battle)、戦極MC BATTLEや罵倒など、現在もラップバトルが年間を通してさまざまな場所で開催されています。
その歴史の中でラップバトルは大きく進化してきたのです。

その進化の歴史を動画で見てみましょう

2000年B-BOY PARK決勝戦の動画です
昔は小節ごとに交代でバトルをするのではなく、時間制でした。また、韻を踏む事に固執するラッパーが多く、ラップというよりダジャレのようにも聞こえてしまうものでした。

2003年B-BOY PARK決勝戦
たった3年で大きく進化を果たしました。言葉の数や言い回し、ライム(押韻)もしっかりしていて音にも乗っています。

2009年 UMB(Ultimate MC Battle)の動画です
バトルのレベルが上がったのはもちろんですが、ライムに特化したラッパー、フローに特化したラッパ、ユーモアを重視したラッパーなど、多様性が出てきます。
また、時間制では無く数小節ごとに発言権が交代する形になっています。
ラッパーのスキルだけでなくルールも進化してきている事が分かります。

2013年 戦極MC BATTLE
ここまで来るととんでもない事になってきます。ライム、フロー、パンチライン、アンサー、ユーモア・・・様々な要素が高いレベルでまとめられて、もはや即興とは思えないような高次元な戦いになります。また、イベントの数も増えたため、名バトル・神バトルと呼ばれるような試合が量産されるようになります。

このように『音楽の上でフリースタイルをしてバトルをする』というシンプルなルールの中で、様々なフリースタイルのテクニックが生まれ、お客さんを楽しませるスキルが生まれ、最高に面白いエンターテイメントに昇華したのがラップバトルなのです。

TVメディアやYouTubeで一気に拡散!

こういった流行の土台が時間をかけて固まってきたところに、
2012年『高校生ラップ選手権』が、BSではあるもののテレビとしてラップバトル番組が始まったのです。
『高校生』という『怖い』ところから遠い存在だった事もありますが、即興で音楽に合わせ、韻を踏みながらフリースタイルをするラッパーは、
『怖い』なんていうのが霞んで消えるくらい『凄い!』『頭いい!』『格好いい!』と、一気にファンが増える事になったのです。

その後、地上波で『フリースタイルダンジョン』が始まり、さらにYouTubeで無料配信を行われたため、ラップバトルは、一気にエンターテイメントとして大衆の目に晒され、その面白さから大量のファンを得る事になったのです。

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